今週のお題「冬のスポーツ」
今週のお題「冬のスポーツ」
思いつくスポーツといえば、スキーにスノーボード、アイススケート。恥ずかしながら30年余り生きてきてどのウインタースポーツにも経験がない。
スポッチャのローラースケートですら怖くて泣いてしまった恥ずかしい過去がある私。きっと向いていないのだろう。
物心つかないバブバブ時代の私はスキー場に連れてこられ、冬の寒さのなか「あ“つ“い“よ“〜〜〜」と泣き叫んでいたくらいだから。
そんな運動音痴な私でも唯一得意、というか好きだったのは冬の持久走。
あの冷たく刺すような空気の中を駆け抜けると気持ちがいい、なんてのは始めの1周だけ。2週目以降はタイムと己との戦いである。乳酸が溜まり腕が振れない。足も思うように上がってくれない。
思春期女子は周りからどう見られているかをよく気にするが、般若の形相で走る私にはそんなことを気にしている余裕はなかった。段々喉の奥から血の味がしてくる。
ラスト50mはもはや直線しか視界に存在せず周りは白いもや。ああ、これがランナーズハイか。
朦朧とした意識の中で何とかゴールに辿り着き、立っているのもやっとな状態で息を整えてようやく冷静になる。このしんどさで達成感を得られるのだ。ドMか。
思い返すと、毎日部活をしていた時も筋トレにはまって肉体改革に勤しんでいた時も、持久走を好んでやっていた。体力には自信があった。
今では階段を早足で上がるだけで息が切れるのだから、体力というのは愛を与えないと去っていく人のようだね。
久しぶりに走ってみようかな。
そういえば、正月明けはランニング用品がよく売れるのだそうだ。皆考えることは同じなのだね。